男は理髪店


VALLICANSのボス 安本泰三氏に紹介してもらってから、

ちょくちょく行き始めた理髪店

BARBERSHOP KING

こだわりある店構え、佇まいにもそそられる事は間違いないのだが、
一見話しにくそうな店主、清水さんに
緊張気味に話しかけ、話していくうちに

なんだよ。話しやすいっていうか、意外と適当キャラ?!

で、だんだん行きやすくなる。

てか、理髪店てとても良い。
まさに男のサロンである。と通っていてつくづく思い知らされるのだ。


というか、以前は美容室に通っていた。

高校時代あたりからか?

美容室 

というものに憧れを持ち、それこそ緊張しながら
頑張って通っていた。
初めは家の近所の、ほんと田舎の美容室!みたいな
おばちゃんが一人でやってます!
そんなところに思い切って入った記憶がある。

その後、テニス部の部長山田ちゃんに教えてもらった
盛岡の美容室に行くようになり......、
そこの美容師さんに紹介してもらった
目黒の五本木にある美容室を紹介してもらって上京。
当時住んでいた田無から通うも、遠すぎて行くのをやめた。

メンズノンノを読んで、掲載されていた、SLANGというお店で
いしだ壱成も髪を切ってる!なんて書かれていて
田無にもほど近い東久留米という場所だったので、
思い切って頑張って通ってみたりしていた。


かわいい女の子に頭を洗ってもらう快感はあったが、それと同時に
仰向けで寝かせられながらのシャンプーは、若干の苦痛もあった。

とりあえず始めに陥る失敗として、

1、目を開けたまま洗ってもらってしまう。

(洗い手が目のやり場に困る。)

2、鼻毛、鼻くそを処理して来ていなかったかも?
(洗い手のかわいい女の子に見つかったら恥ずかしい)
不安になるもどうしようも出来ない事に勝手に冷や汗かいて熱くなる。

3、顔に当てられる当て布が微妙に動いて、必死に口で動かし戻そうとする。
(洗い手が笑いをこらえているのが漏れてくる=恥ずかしい)


など、青臭いあか抜けない男子が行くには、無理がある場所ではあった。

プラス人気店舗などに行くと、ちょっと待っててね!

なんて言われて、適当な雑誌を数冊置いてかれ、30分も放置
なんて事はざらだし、結局、
あんな気疲れして時間かかるところなんて行くかっつの!

となる。

で、バリカンを買ってきて自分で刈り上げはじめる。

かっこいい頭を自分で作り上げるのは難しく、

大体 モヒカンか、坊主

となる。

キングに通い始めて、改めて
理髪店の良さを知る。

髪を洗ってもらう。キングは美容室と同じ仰向けだけど、
鼻くそが付いてようが、洗い手は男だから全く気にならない。
そういう歳になったという事もあるが。

手慣れた手さばきで髪をバリカンで刈り上げてもらい、

温かいタオルを顔に当てられ、ひげを剃ってもらい、

また髪を洗ってもらい、マッサージをしてもらい、

ポマードで髪をセットしてもらい、

完成。

基本的に1人で対応してくれ、
予約すれば待つ事はほぼないし、大体1時間ほど、じっくりと
気持ちのいいサービスをこなしてくれて、4300円

こりゃ、1ヶ月に2回?せめて1回でいいから、
この至福な時間を味わいたいなと思ってしまう。

やはり、今更ながら、

男は理髪店。


である。


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