サシ呑み

鈴木君と呑んだ。
もちろんサシで。

彼とも、だ〜いぶ前から
呑みましょうよ!
なんて言っておきながら
ず〜っと、約束を果たせずにいた一人だ。

彼が前から話していた、彼の家の近所の
お寿司屋さんに連れてってくれ!
なんて言ってたことがやっと実現。

そこの親方とは結構仲が良いらしく、
「一緒に船でハゼ釣りしにいって、その後、休日の店で
ハゼを刺身にしてもらって一緒に酒を飲む」
なんて事やってんですよ〜という話を聞き、
なんて粋な事体験してるんだよ〜ずるい!
なんて言い返し、
じゃ、とりあえず、寿司食いにいきましょ!

なんて話をずるずると、引き延ばしにしてたって訳だ。


そんでもって、やっとの事その約束は果たされた。

西早稲田の駅に集合。

鈴木君 「いきなり寿司ってのもなんですから、
先におでん屋さんにでも行きませんか?」
なんて誘導にもちろんそのままついていく。
「今から二人行けますか?20分後に行きます。」
とさりげなく、仕事のできそうなアポをさくっと入れ
おでん屋に向かう。

駅からは結構な距離を歩いていくと、
大きな通りの裏手の、住宅街にひっそりとある、
外見の時点でとてもナイスな佇まいの小さなお店。
志乃ぶ」という看板がみえる。
中に入ると、下町感たっぷりのとても年季の入った小綺麗な
店内には、怖そうな親方と若い娘さんが狭いカウンターの中で
せかせかでもなく、馴れた手つきで仕切っている。

鈴木君はそこまで常連ではないらしいが、
親方には顔を覚えてもらっているみたいで、声をかけられていた。

とにかく、カウンターの木目の雰囲気とか、

 きっちり整然とした食器棚の器とか、 壁にかかっているメニューの札とか、

 おでんを馴れた手つきで操るカウンター越しの若い娘さんとか 

年季の入った佇まい全てひっくるめて、とてもかっちょいいのに、 

なぜか一点だけサイン色紙が飾ってある。 なんだよ〜サインとか飾っちゃうのか〜 なんてよく見てみると、 

リリーフランキー直筆のおでんくんのサイン色紙じゃないか!?

 逆に更にグッと来た、洒落のわかっているお店なのだ。 


とりあえず、瓶ビールとお通しと銀杏焼きだけで
インベントリー発刊を祝し、話し込んだ。
最後にとても美味な おでんをお約束の3品目頼み、店を出た。

鈴木君が、仕事の電話で店外に出た時のことを後で話してくれたのだが、
電話を終えて中に戻ろうとすると、ふと、親方が外に出てきて
「おう、人増えるのか?増えるなら今なら場所取っておくぞ!」
なんて、忙しい合間に声かけてきたらしい。

やはりココは、早稲田であって、学生の街だからか?
オヤジしか集まらないような、渋い老舗のお店と
お見受けしてしまう自分だが、学生にはとても優しいみたいだ。

鈴木君も学生時代、ちょこちょこ通っていたみたいで、親方も
僕らがもっと増えるのかな?と思ったみたいで、一見話しにくいおっかなそうな
オヤジだけれど、とてもさりげない江戸っ子的なオモテナシを
してくれたんだと、二人で、感心しながら寿司屋に向かった。

で僕が、親方の娘さんだと思い込んでいたカウンターの女の子も
実は早稲田の学生アルバイトさんらしい。
ここは、早稲田の学生がアルバイトをするという、習わしじゃないけど、
伝統になっているみたいだ。

な〜るほど。

NCM_0249.jpg



また歩いて、西早稲田駅近くにもどると、
噂の寿司屋さんに到着。

鈴木君から噂ばかり聞いていたので、店の佇まいやら親方の顔つきやら
勝手に想像していたのだが、案の定イメージとは全く違っていた。

僕は寿司が大好きなのだが、
良く行く寿司屋は勿論回転寿し。笑
たまに近所のちゃんとした寿司屋さんに行くが、
やっぱり高すぎて中々行けない。

で、鈴木君行きつけの寿司屋さんはいわゆる

「江戸前の寿司」

を握る下町の寿司屋で、そのスタイルはまた違う訳だ。

以前大阪でも普通のお寿司屋さんの連れて行ってもらったが、
大阪の寿司屋もまた大阪独特のスタイルがあった。
でも、大体どこの地方の寿司屋さんにいっても、
そんなに寿司屋のスタイルは変わらないはずである。

そんな寿司の事語れる立場でもないが...........。

とにかく、ココの寿司屋さんは、江戸前の寿司を知るには
とても入りやすい"入門"するにはもってこいなお店であった。
マ〜それも鈴木君が一緒だからってだけの話なのだが。。

で、江戸前というものを初めて味わってみての感想はというと、

一言で言うと、「茶道」

茶道に近いおもてなしっぷりに感動。
もう、任せるというか?誘導されるというか?
さりげない説明だったり、クイズだったり、
そんでもって、細工されたネタの味に感動。
一つ一つネタが丁寧に仕込んであるように思えた。

とにかく、見た目の時点で、いつも食ってる寿司と違う気がした。
つやとか、つやとかつやとか。。。。。
つやとか、しか言えないけれど..........笑
とにかく、気持ちのいい寿司。
茶室でお茶を頂いている感じ。

江戸前ってのはこういう事なのかな?

なんて知ったかぶりをしたことで、更に酒が進み、酔っぱらう。

結構食ったつもりなのに、7000円。安い!

鈴木君に感謝。


NCM_0254.jpg
親方に強引に インベントリーを見せる。
案の定「よくわかんねえな」の一言。


NCM_0258.jpg
俺もハゼ釣り連れて行ってもらいたいもんだ。

NCM_0256ZZZZ.jpg
鈴木君 ホント若いのになんか、いろいろ古くさいの詳しい人。
ついてきます!ついてくから東京のいろいろ教えてほしいよ。


あ〜ほんと、また行きたい。
あの寿司が頭から離れられないよ。

というか、早稲田という街ちょこっとの散策だったけど

よかったな〜というはなし。