渓流という遊び場


 なにかと熊出没の話題で騒がしい最近。

 秋田で4人も襲った熊の胃の中からは人肉が出てきた!なんておっかない話も出回っており、我ながら人ごとではないな〜なんて思いつつも、どうしても行きたくて堪らないほど、
山奥の渓流釣りの虜なってしまっている。

基本的に標高が高めの日本の中央にそびえる山脈を基準に、東京から行きやすい渓流を求めて、釣りの本の情報と地図を眺めながら、適当に山深いポイントへと足を運ぶのが自分スタイル。
主に、栃木と会津方面によく行っている。

栃木のよく行く渓流は、昨年の水害のせいで、ポイントがかなり荒れてしまった。
道路も陥没しているところも多くて、今年は栃木ばかりを攻めようと思っていたのだけれど、仕方なくwさらに遠い最近は会津によく出向いている。

釣り仲間である、ミガクがいわきに住んでいることもあって、最近は会津ばかり。もう一人の釣り仲間、カメラマン鈴木新もホームグラウンドが会津だから、彼から情報を提供してもらいながら、ミガクとともにポイントを開拓している。
新は東京に住んでいるにも関わらず、会津の年券を購入し、会津ばかりで渓流釣りを堪能している会津野郎だ。奴の親が会津の出身らしく、会津には重い想いが詰まっているみたいだ。

福島の中でも会津地方は確かに魅力的だ。歴史的にも有名な会津には釣りを通じて初めて出向いたけれど、なるほど納得(まだそこまで堪能してはいないけど)味わい深くって山も深くって広くって、渓流もたくさん流れていて、通いまくりたくなる魅力があることはよくわかった。

そんな会津好きの鈴木新にポイントを教わって、2度ほど釣り上がった川がある。

そこの渓相がとんでもなく素晴らしくって、渓流の虜になってしまう言い訳がいっぱい詰まっているのだ。

日本庭園のお手本ともなりそうな?てか、日本庭園よりも自然と出来上がった造形美は明らかに素晴らしすぎて。。。。流れる水も素敵だけれど、苔むした岩や、岩の隙間から生えている植物など、見ているだけでうっとりしてしまう。自然の摂理によって、光や影や隙間や水の流れによって勝手に出来上がった渓相を見ながら釣り歩く行為がとてもサイコーなのである。

山奥は素敵だ。人里離れた山奥の渓流に行きたくってたまらないのだ。いつか熊に出くわしちゃうかもしれないけれど、熊とも仲良くやりたいものだ。


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釣り仲間ミガクを大木とともにパチリ。

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