乙って?


乙とは、十干(じっかん)の中の二番目。
「甲乙つけ難い」等と良く言われるが、
「乙」って甲よりも劣っているような気がしていたんだけど
そうではないみたい。

時代の変化に合わせて、意味合いが変わっていたものらしく、

最近では、「洒落ている」(お洒落とはちがう)っつう意味合いもあるのだとか?


漫画「へうげもの」で山田芳裕氏が描く漫画に良く出てくるのが、

「乙」。

古田織部が「乙」好みであり、茶の師匠の利休好みに対向しての、
ひん曲がった器を作った感じが、「乙」なのかなあ?と。
「乙」ってなんか、自分に
ぴったりの立ち位置な感じがしてて、とても落ち着く言葉?

まだまだ乙の意味を解っていないのかもしれないけれど、
好きな言葉として、へうげものに教わったのだ。

そんな乙を

自分らバリカンズの家紋でもある、「刈」と交ぜたのが、

陶芸家「大江憲一」だったか?「へうげもの」編集担当 藤沢氏
だったか忘れてしまったのだけれど......、

「乙刈」=「お疲れ」という

日本独特の挨拶に変換した事は、とてもへうげていて実に面白き言葉と
して自分も使用している。

井上純は毛筆が得意だけれど、母上のご実家、宮城で僧侶の兄貴も得意らしく、
んでもって、我がホームセンターでもよく買い物をしてもらっており、
そこからメールでの交流が始まったのだけれど、

この写真が送られて来たときはちょっとグッと来てしまった。

「ありじゃねっ?!」

有り難き一文字を考えてくれたものだ。

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これ使わせてもらいたいっす!

乙刈の一文字

音読みならなんと読むのかな?


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