創刊されたばかりの雑誌「HUNT 」
の巻末で、HABICOLというおっさん4人チームがだらだらとキャンプ
をしているページがあるのだけれど、そこは僕のとっておきの
秘密キャンプポイントが舞台になっているのだ。
前々から目をつけていたそのスポットに、
今年の6月から世界一周旅行へ旅立っている井上純と
出発直前にステルスキャンプをした場所なのであった。
およそ、3ヶ月ぶりのその場所は、意外にもそのままの状態で残っていた。
川の水は減っており、僕らがベースを張った場所には水が
すぐそばを流れていたが、その頃にはすでに枯れていた。
HUNTを眺めていて、懐かしくなり、写真を引っ張り出してみた。
井上純とのサシでのキャンプは初めて。
こやつと思いっきり遊んでないなと思い、海外に行く前に
一度、思い切って遊んでみたかったので誘い下手の自分から、
誘ってみたのだった。
実際に誰もいない山ん中で純とサシで遊んでみて、
やっぱり、一緒に外で遊ぶ波長が抜群に合うと確信した。
しかも、俺よりもずば抜けて自然での遊び方が長けているし。
やはり、アーティストだけあってか、そこら辺に転がっている素材から
様々なものを創造する事にものすごく長けていると思った。
そういう遊び方は俺も得意な方だが、井上純の頭の中は、さらに創作でいっぱいであった。
彼の発想能力はずば抜けている。また、その作業の丁寧な事.....
即、影響を受け自分も丁寧に作業してみた。
その僕らの住む環境(テントサイト)をより"快適な暮らし"にする
作業を心がけた。
とても面白かった。「原始的な暮らし」とはこういうことなのだろうか?
正直、今までで一番充実して好きな事をやりきったキャンプであった。
女子のメルヘンキャンプに似た部分はあっても、根本が違う。
僕らは原始的に、そこにある素材を使って、住み心地を良くし、
さらに、芸術的にビジュアルも遊ぶ事が出来た。
そこには、自然物を使った発想欲が必要なのだ。欲。
その部分が、純と俺は合致していたから、今までで
一番楽しかったんだと思う。
簡単にいうと、ただの「男のままごと」なんだろうけど。
俺達は結局、メルヘンなキャラの持ち主なのであろうか?
まあ、どうでもいいわそんなことは。
とにかく楽しかったこのキャンプを画像で紹介。
秘密キャンプ地に行く途中の大好きな場所。