伝市窯を後にして
「陶の里」にて新作展を覗いてみると、
気になる器を発見
いわゆるスリップウエアでありまして......。
気になったので窯元へ行ってみることに。
うわ〜!良い器がいっぱい!
やはり目線は間違ってなかった。
え〜!!バーナード・リーチ氏の招きにより!?
イギリスに留学していた?!
だからスリップウエアが得意なのか!?
市野茂良という方らしい。
奥様が出てこられて、いろいろ話を聞いていると、
今年の6月に他界されており.........。。え〜!!!
おじいさんの市野利雄(丹窓)さんもとても素晴らしい
作品を作っておられた方。
圧倒され興奮する。
筒書きという釉薬を筆のように操る技法が得意だったらしい。
これは「いろはにほへと」が漢字で書かれているらしい。
読めないけど......。
これかっこいい。
升?
舛?
これもすげ〜な〜。
ジャネット・リーチというバーナード・リーチの
3番目の奥様が2年ほど、この丹窓窯で修行してたらしい。
のぼり窯をみさせていただく
後ろ姿乱痴気シャチョさん
うわ〜おじいちゃんの筒書き大皿が割れちゃってる〜!!
ほ 欲しい。。。
登り窯に住んでるアリ地獄君達
アリ地獄大好きです。
工房の中も見させていただき......
はれっ?!おじいちゃんの作品、まだ仕上がってないやつ発見!
こっちも!!??
これはきっと高い値がつくのかなあ?なんて、皮算用してひとり喜ぶ。
奥様 と釉薬のはいった壷。
この無造作に置かれた感じがまた良い。
修行中の旦那様に会いに、幼い子どもを抱え、イギリスに
出向いた時の大変だった話を聞いたり.....。
今は、奥様が作陶されているんだそうです。
丹窓窯を引き継いでいるんですな。
でも女二人になってしまい、窯に火を入れるには、
お弟子さんだった方々を呼ばないといけないそうで。。。
だから登り窯は最近は使えてないそうなんです。。
このままだと丹窓窯は.........。。。
なんて勝手に心配してみたりしました。
おばあちゃんともお話しすることが出来ました。
おばあちゃんは、柳宗悦にも浜田庄司にも河井寛次郎にも、もちろん
バーナード・リーチにも、ルーシー・リーにも
あったことがあるんだそうです!!
興奮しながら話を聞いてました。
ジャネットさんが居候している時はご飯が大変だったんだって。
遠いところから、お肉やパンを探して買ってきていたそうです。
とても楽しい時間を過ごせた丹窓窯でした。
また遊びにきたい。
食事に苦労した話を3回話してくれたおばあちゃん。
(写真 K.F.O.酒井氏)
机は元雀卓(笑)
いきなりの訪問なのに1時間半も接してくれました。
とても暖かく接してくれたので、
弟子入りしようか5分ほど妄想して悩んでみました。
丹窓窯を後に
いざ俊彦窯へ