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2019年4月

  スタイリスト全盛期、2000年代は現在の自分とはわけが違うくらい、
毎日忙しく働いていた。ファッション雑誌のスタイリングをメインワークに、CMのお仕事をしたり『スタイリスト』と言う職業を"全う"していた。かと思う。

そんな時、こなせない仕事をよくお願いしていた後輩スタイリストが、四十物京であった。
四十物(あいもの)ちゃんの苗字は珍しかったからなのか?何故か彼女を気に入ってはよくお仕事を振っていた間柄。

そんな四十物ちゃんがスタイリストをやめ、いきなりワーキングホリデイで
カナダに行ってしまったのだった。

そんな四十物ちゃんはそのままカナダに住み、カナダ人と結婚したっていう噂は聞いていた。

 2015年いきなり連絡が来て「家族で日本に帰るから、東京にいる間にホームステイをさせてもらえないか?」なんて言われて、家族と相談し、3泊4日オカベケに泊まってもらうこととなった。

初めまして!のスティーブン。3人の兄妹とちょっとたくましくなっている日本人形みたいな顔つきの四十物ちゃんがやって来た。

拙い英語で、スティーブンと話しながら、コミュニケーション。
近所の公園でキャッチボールをしてみると、長身のスティーブンから投げられる軟式ボールはとんでもない速さでズシン!と俺のグローブに収まって、やっぱり欧米人のパワーは半端ねえ!と思い知らされた。なんてことはどうでもいい!

とにかく、うちにホームステイしに来たことがきっかけで、我輩の初ひとりぼっち海外旅行
に行くこととなったわけである。

ビビる岡部。二子玉の羽田空港行きにリムジンバスに乗り込む時、心配そうながらもにやけている奥さんと次男坊に見送られいざ出発。

バンクーバー空港へと向かったのだ。
まあ、安心のANAに乗れたから、CAも日本人だし全然怖くはないのだが、やっぱり一人ってのは心細い。。。

バンクーバー空港に到着して、今度はキャンベルリバーという町までセスナに乗り換えないといけない。
どうやって乗り換えすれば良いのかわからずモジモジしていると、空港で働いているであろう太ったおじさんが、優しく、乗り場に行くためのバスの停留所まで案内してくれた。

その時の俺ったらない。

「アイゴートゥーキャンベルリバー。ウェアゴートゥーキャンベルリバー プレイン?」

そんな感じの拙い英語である。
意味を察してくれて、持ち場を離れてまでしてバス乗り場まで連れてってくれたのだ。
「センキュー!」と感謝の言葉を投げ、バス停で待つ。しかし、バス停で待っていても、いろんなバスがやって来て、どれに乗っていいか全然わからないのだ。

停まったバスから運転手が出て来て、待っているお客のスーツケースをバスに車載している。その運転手に尋ねてみる。同じような拙い英語を発すると、乗れ!と合図。

「ほんとこれであってるのかよ?」なんて不安になりながらもバスに乗ると、どうにか目当てのセスナ乗り場まで行ってくれた。

もう、学生ばりの初めての一人海外旅行に、高揚してんのだか?不安でドキドキなのか?
自分もよくわからない。

でも改めて、今はネットでなんでも購入できる世の中だから、昔に比べると100倍楽なんだと思う。

キャンベルリバーと言うよく知らないカナダの町のホテルだって、東京ですでに予約できちゃっていたわけだし、とにかく、今のタイミングで初海外だなんて、もっと若いうちに経験しとけば、もっと大変で色々吸収できただろうにな〜なんて思ってもしまった。

話が長くなりそうなので、この辺で。次いつ書き続けられるかな?

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