ずいぶん久しぶりに雑誌のスナップに掲載していただいた。
しかも「OCEANS」w。
メールをくれた担当編集者に返答。
「違う岡部さんではないのか?」と。
どうやら間違いではなさそうで、
初めてオーシャンズなる雑誌に載っかってしまっちゃったのだw。
オーシャンズ・・・・海?
俺は山側の人だぞ?
内容は、「40代スタイリストの今」
諸先輩スタイリストさんや同年代の人気スタイリストさんたち
がズラーッと並んでいる。
俺はもうそんなに雑誌のスタイリングなんてやっていないのに、並ばせてもらっちゃっても良いのだろうか?!
なんて思いながらも。。
どういう順番なのか?わからなかったけれど、
お隣は師匠の冬さんで嬉しかったりして。。
半ば初めて見るオーシャンズw。ってことはないけれど、随分とファッション雑誌なるものを読まなくなってしまった。。。
この号はほぼスナップ特集だったけれど、改めて年齢的になのだからなのか?スタイリストさんもセレクトショップスタッフの方から一般のおしゃれな方まで
出ている人の格好がみんなほぼ一緒に見えて仕方なかった。。
まあ、そこに自分も混ざっているのかもしれないけれど。。。。
でも、絶対的に違うって言える格好は、ボトムスである。
ニッカボッカーズにニッカホース(ロングソックスの事)。
最近はもっぱらこればかり履いている。ほぼ毎日のように。
昔の人には馴染みあるスポーツウエアというべきか?
昭和初期?明治大正時代?の日本人たちも少なからず、
ニッカボッカーズを履いていた人はいたはず。
他のことはよく知らないけれど、ファッションは、昔の衣装をリメイクして
現在の流行(色、柄、素材、シルエット、文化)に組み込んでいくはずなのだけれど、
「ニッカボッカーズ」という代物は組み込まれはしたものの、まず流行ることはない陰に隠れまくっている存在のように思う。
今は形変わって、日本の作業着としてでしか見られなくなったニッカボッカ。
寅一のそれや、庭師さんが履く乗馬パンツとしてでしか見られなくなっちまった。
自分の中では、ルネッサンス的だとも思わず、とても現代的で機能的なアイテムだと思うのだけれど、
長いソックスが貴族っぽくって、お嬢ちゃんぽくって野郎が着るには
世間的には気持ち悪いのかもしれない。
都会を歩いていると通りすがりの人たちから、
足元ばかり見られていたりすることがよくある。
確かに頭の中はきっとルネッサンス時代の紳士を見ているかのような眼で見られているのかもしれないが。。。。
そんな変じゃないじゃんね!っつうのが俺の意見。これはさすがに昔だけどさ。
足元がロングソックスだと、チャリに乗っていても便利だし、歩きやすい。
暑くなったら、ソックスを踝まで下げ、ニッカボッカの裾を緩めれば良い。
ニッカの裾を締めることによって、腰や太もも周りが撓んでくれて、動きが良くなるから、
昔の人のスポーツウエアにもなったのではあるまいか?!
登山スタイルとしては有名だけれど、
多分、テキトー知識だが、サッカーやゴルフでもニッカボッカーズを履いていたはずだ。
なぜ、これが一般化しないんだ?!
ショートパンツにスパッツ(タイツ)を合わせることだってかなり可笑しかったのに、
一般的になりつつある。
ニッカボッカーズにロングソックスだっていいじゃないか!
なんて一人吠えてみる。
でも他に誰もいやしないから、気持ちがいい部分もある。
流行って欲しい気持ちと、流行らないで欲しい気持ちと。。。
よ〜く考えてみると、
少しは構ってもらいたい気持ちの方が上のようだ。。