久しぶりの里帰り
我が地元岩手には、ちょこちょこ顔を出しているのだけれど、
実家に帰るのは、何年ぶりなんだろか?
いつもの事だけど......、18年間育った場所を久しぶりに味わうのは、
何ともいえない不思議な、けれどもちょっぴり寂しい
不思議な気持ちになってしまうのだ。
そんな我地元小岩井は、帰ったその日がちょうど神社のお祭りの日だったみたいで、
(っていっても、小さな村落の小さな神社のお祭りなんだけど......)
折角だからと、夕ご飯を食べた後、その小さなお祭りに行ってみることにする。
真っ暗闇の中を、親父に持たせられたオレンジ色の
でっかい懐中電灯ぶら下げて、家族三人で
わざと田んぼのあぜ道を歩いて神社へ向かっていると、うちのリンコス、
「ぼうけんだぁ!!」と気分がアガってはしゃいで歩いていた。
こういう行為が俺も大好物であり...........、アガっている息子を見ると
こっちも嬉しくなってしまう。けれど、隣の奥様は.....。
小岩井のちょうど中心に位置するその神社の名前は、「風林神社」といって、
なんだかカッチョイイ名前で立派に聞こえるけれど、
ホントに小さなおんぼろ稲荷神社で......。
やっぱりそんなとこのお祭りだからか、
もの寂しい雰囲気で、鳥居の周りに屋台が六つくらい、
(昔は3つくらいしかなかった......)
奥では、小さな舞台小屋で青白い蛍光灯の光の下で
着物を着たおじさんやおばさんがひっそりと民謡やら踊りを
舞っていた。
観客は十数名程度。。
うちのリンコスはさっきの冒険の時の興奮はどこぞへ?というほどに、
鳥居から先へは
「ぜったいいきたくない!」と怖がってしまう始末。
その気持ち分からなくもないが、ホントもの寂しいお祭りであった。。
しょうがないので、強引に広島風?お好み焼きと、
(すげえ不味かった!クレープで巻いたキャベツを蒸したやつ。みたいな......?)
リンコスにとドラゴンボールの袋入りの綿飴を購入し、(500円.....高!)
少しでもと祭り気分を味わった。
リンコスは真っ暗闇の田んぼ道の方が怖くないんだな。